なんということだろうか。

 

鼻の周りがなんとなく、詰まっているような感じがして、重たい。その重さが首元に負荷となり、鈍く痛む。頭もぼんやりする。

 

喉の奥には不快な痛みがこびりついている。唾を呑み込んでその痛みを洗い流してやろうとするも、痛みは消えるどころか、増すばかり。

 

今年初めての風邪か?

あるいは、流行病の奴か?

 

怯えながらも、今日はもう寝ることにする。

理想の休日

朝、仕事用に設定していたアラームの音で起床。

この音は、これから仕事に行かなければいけないという不毛な日常の始まりを告げるファンファーレである。

平時はこれが聞こえてくると、もう嫌で仕方がないが、今日は祝日で仕事は休みだ。

アラームを止めて二度寝を決め込むという超常的なことができる。意気揚々とアラームを止め、再び枕に頭を預ける。

目を閉じてしばらくじっとしているものの、一向に眠くならない。人間というのは不思議だ。いくら平日が嫌だとはいえ、平日にはいつもの時間に起きて活動していなければ、体が落ち着かない。

二度寝は諦めて、いつも通りの時間に起きることにした。

考えを改める。休みの日だが、あえて平日と同じ時間に起床することで、時間の有効活用しよう。

そうだ。午前中のうちに部屋の掃除でもして、それが終わったら近くの神社まで散歩でもして、午後からは映画でも観よう。夕方は積読していた本を読んで、夜は早めに寝よう。

 

…などと、理想の休日を思い描きながら、Youtubeをながら見して、だらだらと過ごしています。気がつくと、部屋からさしこむ太陽は傾きはじめ、休日が終わりに近づいています。そんなものです。